長くサッカーを続ければ続けるほど多くのコーチとの出会いと別れを経験すると思います。
ジュニアチームでボランティアとしてサポートされているコーチもいらっしゃれば、クラブチーム等で仕事としてコーチをされている方もいることでしょう。
以前「残念なコーチ」で投稿したようなろくでもないコーチもたまにいますが、大抵は皆さんサッカーや子供たちと真摯に向き合って指導をされている方がほとんどだと思います。
ただ自分自身がチームのオーナーであったり監督である場合は別ですが、サラリーをもらっているいわゆる雇われコーチの場合、結構色々な理由でお別れ(チームを辞めてしまう)する事がありました。(主にクラブチームでの話になります)
主な辞める理由としては、
・現役として再チャレンジしたい
・J下部や今よりも良い環境や条件のチームに移る
・自分のチームやスクールを設立したい
・生活が苦しいので別の仕事に就きたい
・監督と合わない(性格とか指導方針とか)
等が多かったでしょうか。
上の4つは何となくわかります。
辞める理由が少なからず前向きですから。
ただ監督の性格や指導方針と合わないという理由については色々思う所があります。
まぁ人と人ですから性格が合わないのは仕方ない場合もあるとは思います。
ただ指導方針とか目指すサッカーが合わないというのはどうでしょうか?
少なからずそのチームがどんな指導方針でどんなサッカーを志向しているかは最低限試合や練習を見たり、監督と話し合ったうえで入る事を決めるのではないかと・・・
確かに入ってみないと本質はわからないとか最初と話が違うとか理由はあるのかもしれません。
でも普通の会社でも何の会社だか良くわからないけどとりあえず入っちゃおうとかってあんまりありませんよね?(笑)
そのうち自分より若手のコーチとかを相手に監督批判とか愚痴とかこぼすようになってきたら末期症状です。
そういう人って大抵辞めた後もチームを転々としてジプシーみたいになっちゃうんですよね。
結局は自分がやりたい通りにやれなければまた辞めていく訳ですから。
現役時代多少プロ経験があったり自分なりのサッカー観を持っている人にありがちな訳ですが、かといってそういうコーチは自分でチームやスクールを立ち上げようとは思わないんです。
もちろんお金の問題もあるかと思いますが、何より自分の名前や人脈だけではある程度の収入が確保できるだけの選手や生徒を集められないのを解っているからです。
元サッカー選手としてのプライドももちろんわかりますが、指導者でメシを食っていく以上多少の処世術も身につけないと簡単にはやっていけないんじゃないかなと思うのはやっぱりサラリーマン的発想なのでしょうか?(笑)