いよいよ入学、入部した長男ですが、やはりスカウトされた選手、ジュニアユースや中体連時代から名の知れた選手、強豪クラブの出身者とは試合や練習から格差がありました。
中には入学後数ヶ月でAチーム入りし、プリンスリーグやその他公式戦に出場する子もいて、正直先が思いやられるなというのが正直な気持ちでしたね。
その他多数の新入生は、入学者が所属していたジュニアユースクラブの新3年生や地元の高校(あまり強くない)とのTRMや練習が日課でした。
1週間のうち休みは1日で、それ以外は朝練と授業終了後に通常練習、土日は練習もしくは試合で、平日でも近隣の高校と夕方からTRMなんて日もありました。
そのうち徐々に序列が出来てきて、AとかBとかCに分かれていくんですが、長男の高校の良かったところは、そのそれぞれのカテゴリが全部リーグ戦にエントリしていたので、どこかしらで公式戦に出場の機会が与えられていたことです。
まぁジュニアのように全員出場とはいきませんが、BとかCでも十分強くてあまり負けませんので、毎試合メンバーを変え出場機会はある程度与えてもらえていたと思います。
またTRMは通常2試合やり、1試合目と2試合目のメンバーは全て異なるため、丸々1試合やれる子が殆どでした。
一昨日投稿した、出れない子は最後の試合のハーフでおまけで出すようなひどい仕打ちはまったくありませんでしたね。
レベルは違えど、それぞれの選手のレベルアップを意識して均等に機会を与えてくれていたと感じました。
そのような環境でシーズンを過ごしながらも、リーグ戦の切れ目のタイミングでは上のカテゴリへの抜擢もちゃんとありますので選手のモチベーションは高く、ひとつでも上に上がろうと多くの子は必死で試合や練習に取り組んでいました。
最終的に3年生になって、従来からの主力メンバーに加えて抜擢されたメンバーでプリンスリーグやインターハイ、選手権を戦う訳ですが、結果的に抜擢されなかった子たちも、自分が出ているカテゴリのリーグ戦でもくもくとサッカーに取り組んでいる姿が印象的でした。
そんな風に最終学年までサッカーにどっぷり浸かっていますから、卒業後の進路も大学でサッカーをやろうと考える子がほとんどでした。
もちろんJリーグや強豪大学からスカウトされる子もいますが、BチームやCチームの子でも入部できる大学を志望して多くの子が卒業後もサッカーを続けています。
どのレベルにいても次のステップでサッカーを続けようと思える環境が提供できる事はすばらしいなと思いました。(もちろんBやCチーム出身でも強豪大学で活躍している子もたくさんいます)
長男は最終学年をトップチームで過ごすことは出来ませんでしたが、卒業後に大学サッカーでそれなりのステージでプレー出来たのは、高校での3年間があったからに他なりません。
高校3年間で、プレーもフィジカルも伸びる子はめちゃくちゃ伸びますし、入部時には注目もされていなかった子でインターハイや選手権へ出場した子を何人も見てきました。
ジュニアユースや中体連でそれなりにやってきたと自負があるならワンランク上のサッカーにチャレンジしてみて欲しいと思います。
※但し特待生のような制度の対象者であれば別ですが、そうでなく、かつ寮生活が前提となる場合、それなりの費用がかかることも残念ながら事実です。