先日ケガのことについて投稿しましたが、ケガの重症度によっては練習を休まざる得ない時があると思います。
でも大事な大会や試合がある時、やっとスタメンで試合に出れるようになった時期にケガで練習を休んでしまうと、ケガ明けにポジションを奪われてしまうんではないかとか不安になる事もありますよね。
年代やケガの度合いによって考え方は変わってくるかと思いますが、高校や大学くらいになると練習・試合後のケアをしっかりすることで所謂だましだましプレーするという選択もありますし、場合によっては長期の離脱もやむなしと割り切り、治療に専念したり手術をして完治を目指すという選択をする場合もあります。
チームによってはジュニアユースくらいからでもトレーナーがいるところもあり、そういう環境であれば専門家のアドバイスを受けたりすることも出来るかもしれません。
個人的には、ジュニアやジュニアユース、高校(ユース世代)のような成長期の時のケガの場合はあまりムリをしない方が良いと思っています。
骨、関節、筋肉(腱)、頭に関係するケガは特にそう感じます。
治りきらないうちに練習を再開したことで、同じ部位のケガを繰り返したり重症化したり、ひどい場合は先々後遺症として残ることもあります。
実際長男の高校時代や大学時代に、その前のカテゴリで負ったケガを引きずって満足にプレーできないまま卒業していった子も少なからずいました。
試合に出れなくなるかもしれない、ポジションを奪われるかもしれない恐怖はすごく良くわかりますが、万全でないコンディションで復帰しても結果的に満足なプレーが出来ず、結果的に出場機会失ってしまうという本末転倒な結果になりかねません。
卒業や引退間際のケガとなるとちょっと考えてしまいますが、完治にある程度時間がかかりそうであれば、次の大会から、翌シーズンから、次のカテゴリから頑張るという決断も必要になってくると思います。
経験上、下のカテゴリ程離脱中の影響はあまりないように感じますし、ケガから治ってきた子を試合に使わなくなってしまうジュニアのコーチはちょっと問題アリですよね。
うちの長男は、今まで捻挫や打撲、転んで擦り傷みたいなものはしょっちゅうでしたが、腕の骨折、すべり症(腰椎)、足の疲労骨折、相手の膝が思い切り太ももに入った重症の打撲など、数ヶ月離脱せざる得ないようなケガを何度か経験しました。
ほとんどの場合完治するまで休ませましたが、以前書いた高校時代にAチームに上げるメンバーを選考するための遠征(大会)メンバーに入ったにもかかわらず直前にケガをしてしまった時だけは、ラストチャンスでもあったので本人はどうしても参加したかったようでした。
知り合いの割と著名なスポーツ整形の先生に診てもらい何とか短期で復帰できないか相談しましたが、結局先々障害が残る可能性もあるくらいの症状との診断で泣く泣く離脱しました。
本人もインターハイや選手権を目指していましたからさぞかし無念だったと思います。
ちなみに小中学生時代はチームにトレーナーがいない場合がほとんどだと思いますので、通院が必要なくらいのケガの時はスポーツ整形外科で診てもらうのが良いと思います。
一般の外科や整形外科よりは、復帰やその後のリハビリ等のアドバイスももらえると思いますので。
またケガは治療以上に予防が大事です。
日本サッカー協会のサイトに「けがを予防するためのウォームアップの工夫」という記事が掲載されていましたのでご参考までにリンクを貼っておきます。