各カテゴリ、チームによって試合の時の応援スタイルは様々かと思いますが、長男のいた高校や大学は公式戦等で通常応援+選手個々をチャントで応援するスタイルを取っていました。
但し高校も大学も通常はトップチームの試合に限定されていたため高校時代にトップに上がれなかった長男には無縁のものと思っていたのです。
あるリーグ戦の時でした。通常土日は各カテゴリとも大抵試合が入っているのでリーグ戦等の公式戦であっても選手の応援は多くないのですが、たまたまその日はトップチームの試合がなく、長男のカテゴリのリーグ戦に応援に駆けつけてくれたのです。(会場がホームグランドだったこともありますが)
普段のリーグ戦は試合のない下級生等の小人数の応援なのですが、その日はさすがトップチーム、めちゃくちゃ大きな声で迫力のある応援をしてくれたのです。
いつもはまったく逆の立場ですから、きっとそういう事への恩返しの意味合いもあったのだろうと思います。
そんな試合中の応援の中で、いつもはトップチームの選手の名前で歌われるチャントをその時出ていた選手の名前で歌ってくれました。
普段トップチームのしかも大舞台でしか聞く機会がない訳ですから、長男の名前のチャントが聞こえてきた時にはさすがに嬉しかったです。
大学に入ってからは、2年の途中からトップチームに昇格し公式戦にも出場させてもらっていたので高校時代と異なりいつもチャントで応援してもらう側になりました。
応援してくれる学生たちはどう思っているかわかりませんが、高校時代の事があったので毎試合応援してくれる選手たちには本当に感謝していました。
今でも時々高校や大学の公式戦を観戦する事がありますが、長男が在学中に歌ってもらっていたチャントも今は別の選手の名前で歌われています。
でもそのメロディを聞くたびに、高校時代の最初で最後のチャントを聞いた時の喜び、大学時代応援してくれた選手たちへの感謝の気持ちを思い出します。
もしかしたらチャントごときなのかもしれませんが、そんな事でもそれが当たり前じゃない選手にとってはすごく大きな事だったりするのです。
◆にほんブログ村
◆人気ブログランキング