子供たちとグランドで過ごした日々

ありふれたサッカー親子の等身大の記録です

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試合に出る事 Part2

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以前育成年代はなるべく試合への出場機会を均等にしてサッカーの楽しさを失わせてはいけないという投稿をしました。

特にジュニア~ユース年代ではどこでどう伸びるか未知数ですから、サッカーを続けていくうちにAとかBとか、スタメンとかベンチ組とかいくらでも立場が逆転する可能性があります。

ですから子供たちが恐らく一番楽しいと感じられるであろう「試合に出る」という機会は、決して同じ土俵でなくても均等に与えるべきだと思っています。

長男がジュニアの頃、4年生の途中位までは居残り組になることが結構あったのですが、その時のコーチの考え方は練習でうまくなったら試合に出ればよいというものでした。(もちろん途中出場でのTRMや招待試合、カップ戦等が無かった訳ではありません)

まぁ地域の強豪クラブでしたし実力的にも仕方がないと思っていましたからその時は成り行きを見守っていました。

その後5年生になり担当コーチが変わった時、長男はスタメン組になっていましたが、その時のスタメン組の親数名と役員さんでそのコーチと話しをしました。

「子供たちの試合への出場機会は年間通して均等にしてあげて欲しい。自分たちの子の代という意味ではなく、今の下級生の年代については特にそうすべき。」

もちろん今までも招待試合やらカップ戦やらで出場はさせていたんです。でも途中出場がほとんどだったんですよね。

そのコーチはきちんとクラブの代表とも話をしてくれて、それ以降下の学年の子供たちの出場機会はある程度均等になってきたと思います。

控え組だけで出場するカップ戦や招待試合への参加も増えましたし、低学年などはメンバーを均等割りして公式戦に2チームエントリとかするようになりましたので。

その恩恵を次男もかなり受ける事が出来たと思います。

公式戦ではまずなかったスタメンもカップ戦や招待試合ではしょっちゅう経験する事が出来、かなり自信にもなったでしょうしレベルアップにもつながったように感じます。

その次男がジュニアユースに上がって、U13のリーグ戦にA、Bの2チームでエントリしました。

その時は監督の考える選手の能力でチーム分けしたのですが、何とBチームはほぼ全敗してしまい、監督も長男のジュニアの4年生の時の指導者と同じような考えに少し傾いてしまったんです。

私は長男の時からずっと役員をしていて、一部クラブの運営に関するお手伝いもしていた関係があったのでその点について相談を受けた事がありました。

「Bチームはあまり試合を組まず、その時間を練習に費やして基礎的なスキルを身に着けさせた方がサッカーのレベルを上げさせてあげられるのではないか」

私は即座に反対しました。

「子供は試合をするのが一番楽しいはず。試合にも出しスキルを身に着けさせるのが指導者の義務。あそこのクラブはAチームにならないと試合無いらしいよなんて噂が広まったら翌年から選手集まらないよ?」

と。

誤解のないように言っておきますが、決してこの監督はダメな指導者ではないんです。

ただ元プロ選手が指導者になり特にジュニアユース位の年代を教えていると、選手をより上のレベルに上げるためにどうするのが一番合理的かという考えがどうしても優先してしまいがちなのかもしれません。

私の意見が影響したかどうかはわかりませんが、今でもAチームBチームそれぞれ別に公式戦や大会にエントリして試合への均等な出場機会を確保しているようです。

毎年コンスタントに30人前後の選手がこのクラブを選んでくれている事からも、決して方針は間違っていないのだと思っています。

もちろんレベルアップや競争の原理はスポーツである以上必要な事です。

能力差がある場合、指導も均質という訳にはいかない事もあります。

ただ試合や練習の機会だけは、育成年代でかつ子供たちが望む以上均等に与えてあげるべきだと思っています。

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