子供たちとグランドで過ごした日々

ありふれたサッカー親子の等身大の記録です

ジュニアサッカー

長男が泣いて帰って来た日の事

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以前書きましたが、長男は2年の途中から地元の強豪のクラブチームに移籍しました。

但し小学校チームでもピカいちの選手だった訳でもなく、何しろ3月生まれですから体格的にも多少のハンディはあったと思います。

移籍後は公式戦どころかカップ戦や練習試合にも連れて行ってもらえずに居残り練習組として過ごす期間がしばらく続きました。

ある日私が行けなかった日の練習が終わった長男が号泣しながら帰ってきました。

理由を聞くと、練習中のミニゲームとかでいつもレギュラーで出ている体格もふた回りくらい大きいA君から、「お前は新入りでヘタクソなんだからずっとキーパーやってろ」的な事を言われて多めにキーパーをやらされたとの事。

小学校チームではそんな意地悪を言う子はいませんでしたからかなりショックを受けたようでした。

でも号泣する程悔しい思いができる事に若干の期待を寄せて、そこは敢えて厳しく接しました。

「強いチームに入って頑張りたいと言ったのは自分だよね?当然上手い子は沢山いるし入ったばかりで敵わないのは当たり前。だからってそれを悔しい悔しいって泣いて帰ってくるくらいならやめちゃえば?」それがモチベーションにつながったかどうかはわかりません。

それから2年半後には長男はスタメンで出場できるようになりました。

練習を頑張ったのもあると思いますが、5年生から変わったコーチに買われた事が大きかったと思います。

実は長男が出れるようになったポジションの元のスタメンの子は泣いて帰って来た時に長男にキーパーをやれって言った子だったんです。

その子は試合にスタメンで出れなくなってしばらくしてやめてしまいました。

お金持ちの家の子でしたからお受験が理由だったのかもしれません。

小学校の低学年の頃のサッカーが上手い下手の序列、フィジカル面での優位性はいずれどこかで入れ替わる時が来ることも少なくないと思います。

その時期、スタメンでないとか、プレーが上手く出来ないとか、まったく悲観する事はありません。

サッカーが好きという気持ちと練習を一生懸命やる努力、それを応援してあげたいという家族のサポートがあれば、いつか良い事があると思います。

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