つい先日のニュースで、東京都少年サッカー連盟が今年から7~8月の公式戦を全面的に禁止するというニュースが流れました。
主に熱中症対策という事で、毎年少なからず貴重な命が失われたり、危険にさらされてしまうという状況を考えれば、ある意味画期的な判断かと思います。
また各市区等の試合でも同様の配慮を求めていくとの事ですので、各自治体の対応に注目ですね。
実際夏場に行われていた大会日程がなくなることで、スケジュールの大幅な見直しを余儀なくされますし、いつも少年サッカー用に自由に使えるグランドが確保できる訳ではありませんから関係者も苦慮されるのではないでしょうか。
ただ熱中症対策で子供たちの命や危険を守る事が第一義である場合、公式戦ではない招待試合やカップ戦、練習試合についても同様の配慮がなされないと意味がありませんよね?
もっといえば炎天下の練習はどうなの?とか・・・
このあたりの運用が曖昧になると、公式戦がなくなった空白の時間の使い方がチーム毎にバラバラになって、秋以降に持ち越されるであろう大会に向けてのコンディション作りに格差が出てしまいそうです。
専用グランドを持つクラブチームなら朝夕とか気温が日中程高くない時間帯に試合や練習が組めるかもしれませんが、小学校のグランド等を主に活動場所としている小学校チームや少年団になるとなかなか時間的な融通はきかないと思います。
結果的に公式戦のような拘束力がないならチームの判断で日中にTRMや練習を行った結果・・・となっては今回の目的の意味がまったくなくなってしまいます。
今現在東京都には、3種4種合わせて1200近いチームと5万人以上の選手が登録されています。
それらすべての足並みをそろえることは現実的ではありませんが、少しでも子供たちの健康リスクを軽減するため、公式戦だけというようなお役所仕事ではない現実的な施策についても検討してもらいたいですね。
もちろん東京に限らず他の各県や市区町村でも、同じとまではいかなくても何らかの検討をして頂きたいものです。
以前の投稿 改めて熱中症に注意 もご参考までに。。。
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