私は決してその気がない人を引きずり込もうという気持ちではなく、本当は輪に加わりたいんだけど雰囲気的にどうも・・・っていう父兄との距離感をなくすために、仲の良かった別のお父さんと懇親会(家族参加)を企画したり、全員参加の泊りのある合宿や遠征に応援に行きたい父兄全員の宿泊手配代行をしたり、コミュニケーションが取りやすくなるような機会を作るようにしていきました。
ジュニアユースに入ってからもずっと役員をやっていましたので、監督とも話をして夏休み中の練習後にグランド脇で全学年参加のBBQ大会や全学年参加OKの飲み会等、同学年だけでなくクラブ全体の父兄の交流が広がるように色々と企画しました。
そうすると普段会話をしたこともなかった同期のお父さんが、BBQで肉を一緒に焼きながら子供のサッカーの事を色々話してくれたり、自分の子がヘタっぴでこの先やっていけるのか不安だというお母さんの話を聞いたり、下級生のお父さんからは進路の事で相談されたり、輪がどんどん広がっていったのです。
私の経験上、チームとしてそれなりの結果を残せたり卒団の時にこのチームを選んで良かったと思える時は、大抵チームに一体感があった時なんですよね。
もちろんサッカーやチームに求めるもの、目指しているものはそれぞれ異なっているでしょうし、価値観や温度差もまちまちだと思います。
だからといって、そこに壁があったりギスギスした雰囲気があるチームでは良い結果は生まれないように感じます。
AとかBとか上級生とか下級生とか、もちろん区分けは存在すると思いますが、そのうえで一体感のあるクラブは長く続くし毎年選手がたくさん集まってくるのだと思います。
チームを選ぶときには、そういう部分にもちょっと目を向けてみるのも良いと思います。