ウチの子供たちがまだジュニアの頃高学年の試合でよく使う自治体所有のグランドがあって、公式戦も結構な試合数がそこで行われていました。
そこの会場で試合があると、ほぼ100%に近い確率で観戦にきているいおじいちゃんがいました。
初めの頃はあのおじいちゃんいつもいるよね~って程度だったのですが、毎回顔を合わせたりしているうちに挨拶をするようになり、そのうち世間話までするようになってしまいました。(笑)
おじいちゃんにはお孫さんがいて当然サッカーをやっていましたので、その試合はもちろん観戦する訳ですが、自分の孫の試合がない日もグランドに来て子供たちの試合を楽しそうに眺めていました。
実はそのお孫さんはウチの子供たちと同じ小学校に通っていて、違うサッカーチームだったんですね・・だからその子の両親とは少なからず面識がありました。
ウチの次男の頃にはお孫さんは既に卒業していましたが、それでもおじいちゃんはグランドに観戦に来ていましたので、よっぽど子供たちのサッカーをしている姿を観るのが好きだったんだろうと思います。
ただお孫さんはジュニアユースに進んだと聞いていましたので、そっちには応援に行ってないのかな?と思いましたが、日頃からいつもひとりで観に来ていましたし、ジュニアユースとなれば近場の会場ばかりでもないでしょうから色々事情があっても悪いので、そこには触れずに相変わらずグランドで会えば色々と世間話をしたりしていました。
それから月日は流れ、長男の大学のある試合でそのお孫さんの大学と対戦する機会があったのです。
対戦が決まってからその大学のサッカー部のHPをチェックしたとき、偶然その子が在籍している事を知ってビックリしました。
当日試合会場の駐車場に着いた時、これまた偶然その子の両親とバッタリ鉢合わせになりました。
小学校以来の再会ですから、偶然とはいえすごいですよねぇなんて立ち話をしていたのですが、そこにおじいちゃんの姿はなく・・・
でも何だか怖くて聞けなかったんですよね。おじいちゃんはお元気ですか?って。
実はその1年くらい前に自分の母親を亡くしていたので何となく聞きづらかったんです。
この先自分がおじいちゃんになった時、あんな風にグランドで楽しそうに子供たちのサッカーを眺めるのも悪くないかななんて、最近特に思うようになってきました。
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