一発勝負のトーナメント戦と違って、リーグ戦はある意味地力の勝負と言えるかもしれません。
シーズンを通して安定して戦える戦力や選手層の厚さが必要となるからです。
リーグ戦を戦う目標としては当然上のリーグへの昇格があり、それが叶わなったとしても最低限残留を死守することになると思います。
最上級生にしてみれば、来シーズン自分たちが戦う事はない訳ですが、やはり昇格や残留という有終の美を飾って卒業したいでしょうし自分たちの後輩のために少しでも上のステージを用意してあげて卒業したいと思っているはずです。
下級生にとっては来シーズン自分たちが戦うステージは一つでも上の方が理想でしょうし、そうする事で更に次のステージを目指すことが出来る訳ですから上級生とはまた違ったモチベーションを持っている事でしょう。
強豪や部員数の多いチームになると、リーグ戦に複数のチームをエントリする事があります。
高校サッカーを例にとると、
プレミア-プリンス-地域(県など)リーグ-地区リーグ(東京都等)
にわかれていると思いますが、強豪高校などはこのどこにもチームをエントリしてるケースがあります。
逆にそれが選手にとって辛い現実になる事もある訳で・・・
例えば強豪高校になると、BチームやCチームでもそこそこの力があるので、トップチームがプリンスリーグでBチームが県リーグの1部にいたとします。
仮にBチームが県リーグで優勝できてもトップチームがプリンスリーグにいる場合はプリンスリーグには昇格出来ない訳です。(以前はプリンスも2部制の時があってその場合は1部、2部にそれぞれエントリは可能でした)
トップチームがプリンスリーグで好成績を上げてプレミアに昇格でもしてくれれば別ですが、せっかく優勝できても昇格出来ないという事になってしまいます。
(昇格にはその前に昇格のためのプレーオフがあります)
これは各地域のリーグ戦でも同様で、トップが県1部、Bが2部にいたとして、Bが優勝してもトップがプリンスに昇格してくれないと1部には昇格出来ない訳で、冒頭に述べたような上級生の想いが自分たちの力とは別の条件で届かないことがあります。(※私が知る限りそういうレギュレーションだと思うのですが、もし例外があるようでしたらお許し下さい)
降格に至っては更に悲劇です。
例えばプリンスリーグ等で自分たちと同じ県のチームが降格しようものなら、その分県リーグの降格チーム数が増える事になり、せっかく最下位を逃れたり昨年までは安全圏だった順位で終えたにも関わらずその後の他リーグの結果で降格になってしまう事もあります。
ウチの子供たちもそれぞれリーグ戦で昇格や降格を経験したことがありますが、どちらの場合でも最終節が近づくと星取表とにらめっこで大変でした。
自分の子供が当事者の場合は生きた心地がしませんが、そんなレギュレーションを理解しながらリーグ戦を追いかけていると、また違った楽しみ方ができると思います。
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